ある三重大生のブログ

三重大学について色々書いてあるブログ

クローズアップ三重大 第一話:日本に現れた無法地帯・・・、安濃津寮の真実

 

 

「大学とは、社会の略図であるーーーー」

 

 

国道23号線沿いに立地し、今年で設立72年を迎える大学、三重大学

広大な土地と緑あふれるキャンパスを持つこの大学は県下唯一の国立大学である。

アクセスの容易さ(と手ごろな偏差値)もあいまって、人気のある大学だ。

 

一見、普通に見えるこの大学にも、「暗部」というものが存在する。

このシリーズは著者自らの取材によって三重大学の暗部を解き明かす魂のブログだ。
(というノリで進めるただのブログである)

 

第一節:平和な日本に生まれた無法地帯・・・学生寮とは

記念すべき第一回目は三重大学の持つ学生寮、「安濃津寮」についてお送りする。

学生寮とは、家庭の事情により遠方通学する必要がありながら経済的に困難な学生のために格安で提供される施設である。

大学により詳細は異なるが、三重大学の場合、家賃が月16000円(電気水道込み)で暮らすことができる。共同ではあるが、洗濯機に冷蔵庫、キッチンにIH調理器や風呂場まで揃っており、清掃員がいるため常に綺麗に保たれている。

一般的に学生寮に入るには審査を必要とし、無事審査を通過できれば晴れて入寮が認められる。

 

そんな学生寮では、大抵が学生主導で運営が行われている。まず寮内部でリーダーとなる寮長を選出、次に財政担当や事務担当などを決めて、それを運営母体としてやり繰りしていく。

大型備品の破損修理等々は流石に学務が担当するが、その報告や寮生同士のいざこざの解決、軽い備品の修理などは運営の仕事になる。

こうした学生主体の運営では、学務の負担軽減になる他に、同じ同居人が運営するために迅速かつ寄り添った対処を行えるといったメリットがある。またそうした集団を纏める経験というものは社会に出るうえで重要なものとなるだろう。しかし、学生が主権を握り、上層部の監視から逃れることは腐敗の温床となる危険性が高い。現にここ安濃津寮でも同じ状況が発生している。

我々は真相を確かめるべく、同寮に住んでいるという学生に接近し、取材の許可を得ることができた。

記者「今日は宜しくお願いします」

学生「えぇ、宜しくお願いします」

記者「早速なのですが、安濃津寮は無法地帯、そう呼ばれてるとお聞きしたのですが本当でしょうか」

学生「いきなりですね(笑)えぇ、多分お聞きの通り無法地帯ですね。一応学部の人が何回か見には来るんですけど、改善された感じも無いです。まぁ不穏なタネは上の方で握り潰せばいいので(笑)」

記者「思ったより状況は深刻みたいですね、例えばどんな事が起こっているのでしょう」

学生「基本的には騒音被害と器物破損、あと一番ひどいのが盗難被害ですね。私も鍋とフライパンを盗まれました。まぁ放置した私も悪いんですけどね」

記者「成る程。ではそれについて詳しく教えてもらえますか?」

学生「はい。まず騒音被害なんですけど、各階には集会室ってのがあって。そこで寮生が集まって飲んだりしてるわけなんです。そこまでは良いんですけど、深夜の2時とか3時になってもやってて。またそれがうるさいんですよ。突然歌い出す輩もいます。

次に器物破損ですね。まぁ頻度としては少ないんですけど。酒で酔ってるのか、突然洗濯機に蹴りを入れたり、自転車蹴り飛ばしたり。あと洗濯物を干すところがあるんですけど、これ、結構狭いんですよね。なので、一部の寮生は、邪魔だと思ったんでしょう、ハンガーを乱暴に外して地面に放置して、自分の洗濯物を干すとか」

記者「中々、ひどい状況にあるんですね」

学生「あと一番ひどい盗難ですね。これがまた酷い。うちの寮のキッチンは共用で、あと冷蔵庫も共用なワケです。でまぁ、冷蔵庫に皆んな食品入れるんですけど、朝にはカラッポみたいな(笑)あと、キッチンに置いておいた包丁がないー、とか鍋が無いとか。まぁ僕の事ですけど。洗濯物とかもよく無くなりますね。

あと最近だと現金の盗難が多発してるんですよね」

記者「現金の盗難ってそれは事件なのでは?」

学生「そうですよ(笑)なので警察が来て寮生全員の指紋採集とかするって言ってます(笑)

うちの寮、オートロックなんですけど、裏口に鍵かかってなくて。こんな事件起きた後でもかかってないんですよね。そりゃ盗まれますわ、って感じです。寮長とか何をやってるんですかね(笑)」

記者「話を聞く限り、相当な状況あるようですね。学務は何かしら対応してないんですか?」

学生「知らないですよ(笑)寮長なら知ってるかもしれませんけど、僕たちみたいな一般寮生に情報が来ないですからね。対応してたら伝統行事なんてのも無いでしょうし。」

記者「今、伝統行事と仰られましたが一体どんな行事なんでしょうか」

学生「あー、知らないんですか?」

記者「えぇ、まぁ」

学生「えーと、ストームってご存知ですか?いえ、嵐ではなく。多分wikiとか調べたら出ると思うんですけど、昔の寮とかであった乱暴な新入生歓迎ですね。やってきた新入生を深夜に叩き起こして全裸で外に放置したりとか、扉を破壊したりとか。その激しさからストーム、って名前が付いてるんです」

記者「そんなブラック企業の新人研修みたいな行事が、こんな寮で行われてるなんて驚きです」

学生「聞けば結構あるみたいですよ。京大のやつとかは裁判まで起きてましたね」

記者「裁判まで。安濃津寮で行われるストームはどんなもの何でしょうか」

学生「えーと、うちは3日間に分けて行うんですけど、まず新入生には「伝統行事があるぞ」とだけ伝えておいて、あとは優しく接しておくんです。で当日。まず夜中の、9時かな?それぐらいに放送をかけて、新入生を一階にある大きな集会室に集合させる訳です。ノロい奴がいたら早く急げ、とか殺されたいのか、とか。

で、集会室に入るんですけどね。この時挨拶をしなきゃいけないんです。コマネチ!ってね(笑)あ、コマネチできます?こうするんですけど(コマネチをする学生)」

記者「えぇ、まぁその時代の生まれなので。(コマネチする記者)」

学生「なんていうか、悪趣味ですよね。さっきまで優しかった先輩が、突然豹変して怒声を浴びせる。そしたら突然コマネチを要求されると」

記者「なんていうか、壮絶ですね」

学生「続けますね。で、集めた後何をするかっていうと、ルールの確認というか。挨拶をしっかりしろ、とかトイレットペーパー盗むな、とか。凄くまともな事言うんです。これは僕も評価しています。でもそれだけじゃ無いんですね。集会室には予めバイクが置いてあったり、バットやパイプ椅子を持った先輩が数十人規模でいる訳です。で、彼らが新入生を囲むと。そして野次を飛ばすんですね。殺されたいのか、生きてる価値あるのか、死ね、ゴミetc。

でもって手に取った器具で壁を殴りつけたりして、音を出す訳です。これがうるさいったらありゃしない。普通に命の危険を感じるなぁって(笑)そう言う調子で続いていくんですけど、ここで新入生が「遅刻しました!」って入って来て(笑)先輩方が「お前何してるんじゃ!」って殴りにかかるんです。襟元引っ張って床に叩きつけて、馬乗りになって頭を床にこう、ドンって(笑)実はこれ先輩で、脅しの為にこういう事するんですけど、まぁ当の新入生からしたら恐怖以外の何者でも無いですよね。「あぁこんな風に暴力が当然の様に振るわれる環境なんだ」って。1日目はこんな感じで2、3時間かな?やったら終わります。でも実はまだ終わりじゃなくて」

記者「まだ続くんですか?」

学生「えぇ。終わった後は先輩が廊下を徘徊して、大声で叫んだりとか音鳴らして深夜までずっと新入生を脅し続けます。それが終わったと思ったら、今度は部屋がノックされるんですね。で、出てみると神妙な顔をした寮長が「今、伝統行事の中止を求める署名してるんだけど、署名してくれない?流石にこれは酷すぎる」って」

記者「いい寮長さんじゃ無いですか」

学生「って思いますよね。実はこれフェイクなんです。次の日とかにこの署名を出して。「これに署名したやつは誰だ」と。で署名した奴の胸ぐらを掴んでですね、お前は伝統行事を舐めてるのか、殺されたいのか。って脅されるんです。酷くないですか(笑)折角の希望が実は釣り針っていう」

記者「二度ならず三度も裏切ると。彼らに人間の心があるのか疑問です。それで、次の日はどんな状況なのでしょう」

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(実際に配布される署名。寮内部ラインで回ってきたものを保存したとのこと)

学生「全くですよ(笑)えーと、続けますね。次の日からは各階ごとに伝統行事を行います。各階で何やるかは違うんですけど、基本的には下ネタと怒号がメインですね。下ネタも品性を疑うというか、下品なヤツです。「オラっ、このオ〇ホでオ〇ニーしろ!」とか。実際やりだすのが寮生だなぁって感じがしました。僕なんか嫌すぎて腹に包丁隠し持ってて(笑)いざとなったら振り回してやろうと思ってましたね。」

記者「包丁を持ち出すほど追い詰められてたんでしょうね」

学生「まぁ大学生活をこんなとこで終わらせたくはないので勝手に部屋を抜け出したんですけど。まぁそれはともかく。確か・・・一昨年だったかな?事故が起きちゃいまして。」

記者「事故が起きるようなことしてたんでしょうね」

学生「ですね。どんな事故かっていうと、足の骨折なんですけど。ある一年生に正座をさせて。お酢をしみこませたマスクを被らせて、フラフープを回すっていう事をしたらしいんですけど、バランス崩してバキッと折っちゃたとのことで。これでも行事が中止にならないの不思議なとこですよね」

記者「もう拷問の領域ですね・・・」

学生「そんな感じで2日間が終了します。端折ったようで悪いんですけど、僕あまりに嫌すぎて寝込んじゃって。記憶がないんですよね。ごめんなさい」

記者「いえいえ、貴重なお話ありがとうございました」

 

―——記者はこの学生に寮内部を見せてもらうように頼み込んだ。すると学生は快諾してくれたが、ある条件があるという。

 

学生「ええっと、なるべく友達を装ってください。流石に外部の人間だとバレると僕が危ないので」

記者「わかりました」

(電子錠のキーを打ち込む学生。ピーという電子音と共に鍵が開いた)

学生「どうぞ」

記者「ありがとうございます。意外と広いんですね」

学生「えぇ、最近・・・っていっても10年ほど前ですけど、改築したのでキレイなんです。トイレもキレイですよ」

記者「本当だ、温水便座が整備されている。これの掃除は学生が?」

学生「いえいえ、掃除の人を雇っていまして。その方がやってくれてます」

記者「なるほど、道理でキレイなわけです」

(記者は壁にある黒いしみを発見し、学生に詳細を尋ねる)

記者「このシミが何でしょうか」

学生「あー、それ血の跡ですね。ちょっと前に喧嘩がおきまして、その痕です」

記者「随分と血気盛んですね」

(学生の部屋に到着。部屋の扉を開ける)

学生「入って、どうぞ」

記者「おじゃましまーす。やはり結構狭いですね」

学生「ははは、あいにく物が多くって(笑)一応部屋は6畳あるんですけど、壁面収納がないので物が溢れるんですよね。多分、他の人の部屋とかなら綺麗ですよ」

記者「よく見るとカビが多いですね、この部屋。というか天井一面カビじゃないですか」

学生「あーそうなんですよ。ここカビが酷くって、天井も壁もカビだらけなんです。夏場とかだと一月もせずに衣類がカビますよ」

記者「これ、退去時にクリーニングとか入らないんですか?あまりにもカビが酷い気がしますが」

学生「入らないですね。いうて点検程度です。じゃないとこんなにひどくはなりませんよ」

記者「ただ、壁はしっかりしてますね。音が響かない」

学生「そうなんです。鉄筋コンクリート造なので壁がしっかりしてるんです。でも玄関から音漏れするので、結局廊下に音が聞こえちゃうんですけどね。でも隣の声は聞こえないです」

記者「そこはしっかりしているんですね。薄い壁だと思っていました」

学生「あと、面白い点が一つあって。ゴキブリがいないんですよ。クモが大量発生してるのでゴキブリを全部食べちゃうらしくて、ここ数年ゴキブリ見てないですね」

記者「それは意外でした。てっきりゴキブリだらけだと思っていました。他に何かあるんですか?」

学生「他にはですね―――」

(突然扉が開かれ、屈強な男たちが入ってきた。記者は羽交い絞めにされてしまう)

男「貴様、三重大生ではないな?どこの誰だ。言え」

記者「私はこの人の友達で――」

男「とぼけるな。お前は寮を調査するために来たのだろう」

記者「なぜそれを・・・」

男「情報提供があってな。コイツのおかげだ」

学生「ごめんなさい、記者さん。僕はこの人に逆らえないんです」

男「おい、こいつを連れていけ」

(連れていかれる記者。学生は泣いているようだった。)

 

―――そこからの記憶はおぼろげである。暗い部屋に連れていかれ、暴行を受けたことまでは覚えている。身ぐるみは剥がされ、録音機も奪われてしまったが、尻内部に録音機を隠していたことが幸いし、貴重なデータは失われずに済んだ。

 

これが記者自らが潜入し、調査した安濃津寮の真実だ。

光があれば闇がある。大学の、それも寮という身近な場所でこのような凄惨な悲劇が発生しているのである。この現状が改善されない以上、寮に進もうとしている方は一度立ち止まって考えた方がいい。その選択は本当に正しいのかどうか。考えても遅くはないはずだ。

 

 

・・・ぶっちゃけ寮費が激安だし、面倒なの最初だけなので別に気にしなくてもいいのではと思う記者だった。

 

※このブログでは誇張した表現が多く見受けられます。というか、男が入ってくるあたりとか完全にフィクションなので注意しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタセミはなぜクソか

 

Welcome to the division、もといようこそMie Universityへ。

今日はネット上でボロクソに叩かれているスタセミについて色々書いていこうと思う。

 

● そもそもスタセミってなに

そもそもスタセミは何なのか、そこから説明していこう。

スタセミとは「スタートアップセミナー」の略で、三重大学の必修講義の一つである。

(必修講義・・・必ず取らないといけない講義のこと)

シラバス(※講義の要綱や授業計画が書かれている)を見るとこう書いてある。

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授業の概要:グループでプロジェクト活動を実践する中で、三重大学の教育目標である「4つの力」や、大学での学習方法などを体験的に学習し、大学生活へのスムーズな移行をはかる。

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つまるところ「グループ活動で色々学んでもらおう!」という講義なのだ。

 講義の内容としては、グループ活動をする際に必要な心構えや情報収集の仕方、それを元にどうまとめて発表するか・・・等が学べる。

これだけ見ると「なんだ、よさそうな講義じゃん」と思うだろう。でもそうはいかないのが現実というものなのだ。ではなぜこの講義が「クソ」だと言われるか見ていこう。

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三重大学 安濃津寮 その2

アイテム番号:SP-████ー█P

オブ██トクラス:safe

特別収██トコル:SP-████ー█Pは現在、サイト514内部の電波暗室に収容されています。SP-████ー█Pの閲覧はクラス職員に限られ、職務終了後は速やかにBクス記憶処理を施した後に[編集済]されます。

説明:SP-████ー█Pは[編集済]に投稿されたブログの一部です。このブログは[編集済]するために書かれたブログで、SP-████ー█P以外の記事には特異性が発揮されない事が確認されています。

SP-████ー█Pの特性は閲覧した対象に、書かれている情報を拡散しようとする強い強迫作用と幻覚作用をもたらす事です。暴露された対象は██寮に対する不信感に苛まれ、特別な場合を除き生協第一食堂2Fに赴き「住まいの斡旋」を受けようと試みます。またこの際、「共済」の「一人暮らし特約」に入っていないと紹介できない物件があることをあらかじめ記憶している特異性もみられます。

SP-████ー█Pは、暴露された対象による[編集済]での発言をきっかけに██に発見され、収容にいたりました。

ブログの内容としては██寮の部屋に関する情報が書かれており、一部有益である情報が認められます。しかし、ブログが進むにつれて私怨が混じった文章に変わり、文体も変化します。以下はブログからSP-████ー█Pの持つ特異性を排除したものです。

 

 

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三重大新入生に向けて ①生活協同組合(生協)編

新入生諸君、ようこそ三重大へ。

この記事ではそんな新入生諸君に対して(私が覚えてる範囲で)色々情報を伝えるだけである。記念すべき初回は「生協」についてだ。

 

 

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三重大学 安濃津寮

さて、このブログは「三重大学に入る新入生諸君に、この大学の真実を伝える」ブログです。

 

そんな、記念すべき第1ブログ目は、我らが三重大学の寮である、「安濃津寮」について書いていきましょう。

 

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